YAMADA TAISHI’s diary

ゲームについてとか私の日記とか。このブログのあらゆるコードは好きにどうぞ。利用規約があるものは記事内のGitHubのRepositoryのリンクで貼られていると思うので、そちらを参照ください。

【ネタバレあり】2022年視聴映画感想まとめ

こんにちは、やまだたいし( やまだ たいし (@OrotiYamatano) / Twitter )です。
私は去年元旦に年に30本以上映画を見るという目標があり
せっかくなので感想を公開しようと思い本記事を作成しました。
全作品ネタバレしないようにカルーセルで閉じてます。
作品ごとにクリックして本文表示してください。

ちなみに去年の抱負はこれ↓

orotiyamatano.hatenablog.com

目次


では早速感想です。

1.ジョン・ウィック


クリックで表示・非表示切り替え みようと思ってたけど、見れてなかった作品。
ひたすらにアクション!って感じだった。
油断をしてたときはボコボコにやられるけれど、ひたすらに強者。
何人もの悪党を前に次々と殺していく。
銃を構えて頭を打つ、掴みかかり合いのコンバットシーン。カーアクション。
CGが意外と少なくて、これ絶対怪我するやつだな~と思いながら見てました。
頭空っぽにして見れる作品。面白かった。

2.呪術廻戦0


クリックで表示・非表示切り替え めちゃくちゃ純愛な話だった。
凄い大作か?って言われると微妙かもだけど、
呪術廻戦好きな人にとっては推せるポイント多めで良さそうだと思いました。
キレイにまとまってはいる。
真希さん好きになっちゃう。
続きがありそうな感じだったけれど、こちらは2期を期待。
後、今回詳細が少しだけ明らかになったのは、
五条先生の同級生があの夏油(げどう)。
でも、なんで1期で生き返っているんだ?
それはそうとして、普通につえぇ。
1期の夏油は中身別物の可能性もあるよなぁ~。
うーん。なんとも言えない。

3.ジョン・ウィック2


クリックで表示・非表示切り替え ジョン・ウィック2をみた。
間違って3を途中まで見ちゃったけど……。
ミュージックが凝ってるのが面白い。殺し屋の世界を独特な音楽と一緒に送る。
基本的に画を重視したストーリー空っぽなんだけど、やっぱり魅せる魅せる。
アクションは爽快でかっこいいね。

4.ウィジャ・シャーク


クリックで表示・非表示切り替え クソサメ映画。
ネタバレすると、海外版こっくりさんで空を飛ぶ幽霊ザメを呼び出してしまう話。
中身は空っぽすぎる。
常に手ブレしてる。ちゃんと三脚使って欲しいし、
CGがボロボロなのはB級サメ映画あるあるだけど、これはひどい
謎に登場しては死んでいくキャラ。(なんの脈絡もなく死ぬなら登場する必要あった?)
雑に食われて死ぬ。ちゃちな小道具も笑えてくる。
60分ぐらいの映画だけど、10分でまとめられそう。
しょーもない映画なのにエンドクレジットがやけに長くて8分位ある。
ギャグ映画として薦めるにしても無駄が多すぎて勧められない映画。

5.老人Z


クリックで表示・非表示切り替え高齢化社会×技術の進歩×ギャグ。
ハチャメチャAIが大暴走する話で作画がヤバい!
コミカルに描かれ楽しいのだが、扱っているテーマだけはシリアスで馬鹿にできない部分もあり考えさせられる。
どう超高齢化社会に向き合っていくかを考えなければならないと思わせる作品。
IT化が進んだとしても、介護されるご老人に対しての真心が大事というのを伝えてくれた。
人道的とは何なのか。真心とはなんなのか。

いい話だったな~。

6.ジョン・ウィックパ ラベラム


クリックで表示・非表示切り替え 決して殺しをおこなっていけないホテルで恨みから殺しを行ったジョン・ウィック
執行処分になって、闇社会のサービスを利用できなくなる。
闇社会の悪い殺し屋達に追われるハメに
その後、自らが生き残るために闇社会のトップに会いに行く。
相変わらず、中身がない。
生き続けるために殺し屋社会に戻ることを約束し、指を落とすことで覚悟を見せた。
だが、魂までは売らなかった。
殺し屋社会をぶっ壊せ。
やはり、音楽とアクションの組み合わせが良い。
仲間に裏切られるラスト。
いや、まだ終わらんのかーい!
殺陣に何が取り入れられてるか調べるのが好きな人はかなり面白いかも?

7.インターステラー


クリックで表示・非表示切り替え 凄まじい作品だった。
めっちゃいい映画だった。 最初は作業しながらみよーって思って作業してたのだけど、
物語が半分ぐらい進んだあたりで全く集中できなくなってしまった。 物語自体には矛盾点があるが、それを気にさせないほど、作り込まれているし練り込まれている。
想像の余地を残しており、創作活動のお話づくりに詰まったらまた見直そうと思うレベルの作品。 超がつくほどのSF。
空想科学読本が好きな人ならどっぷりハマるだろう。
理性か感情か。
愛か合理か。
生きる意味とは……。
そして、愛は次元や時間をも超越していく。 物語が進むにつれて、スケール感が一気に広がり、
映画という短い時間なのにもかかわらず、途方もない時間や距離を体感させてくれる。
また、オリジナルの世界観と映像美。
CGとリアルが上手くマッチしており、スタッフの努力の上にあるのだろうが、それすらも忘れさせる。
「作品を見て圧倒される」とはまさにこのことだろう。

8.イブの時間


クリックで表示・非表示切り替え 2008年頃に想像した近未来。
アンドロイドが普通に存在する時代。
そんなところで人間とロボットを区別しないカフェが存在した。
ロボット法違反というものがあり、アンドロイドが人間を偽るのは禁止されているが、そこだけそうじゃなくできる。
グレーゾーンの怪しいカフェ。
アンドロイドのあり方について語るお話の行く先は、心温まる。優しい気持ちになれる物語だった。
アンドロイドが人を想い、人がアンドロイドを想う。
存在理由や意義なんて関係なくて、ただそこには想いが溢れているのを感じさせた。
想いの前には在り方なんて些細なことなのだ。と思わせてくれた。

9.ブレードランナー


クリックで表示・非表示切り替え 予想よりも難しい作品でした。 ありきたりのようにも感じましたが、
多分これは逆で、ありきたりを作り出した金字塔になった作品だったのではないかと感じました。
人間とは何かと言うのを問にした題材としてはかなり古いですしね。
任務をやることに自己矛盾を感じながらも、忠実に任務をこなしていく主人公と、
敵なのに助けたり、死ぬことを恐れたり、愛したり、レプリカントの方が感情的で非合理的に動いているのは実に対比的になっており、素晴らしいと思った。
もし、人間と同じ記憶を持ち寿命が限りがないのなら、人間とはどう違うのか。
作品の中には主人公のデッドカートの記憶が描写されるシーンはない。
もしかしたらデッドカートもレプリカントなのかもしれない。

後は鳩の描写が気になりました。
ロイが抱えていた白い鳩とは平和の象徴。
ロイが死んだと同時に飛び立ったのは、死して初めて自由を手に入れたのかと考えるととでも悲しい気持ちになりました。

10.オデッセイ


クリックで表示・非表示切り替え こんなにうまくいくことは無いだろうと思いました。
だけど、もし火星で生き延びるならと想像力を膨らませてくれる
面白い作品だったように思います。
人類がやがて火星に降り立つときが楽しみで仕方なくなる話でした。
火星での映像は撮れるはずもないので映像作成技術が気になる作品でもありました。

11.MAD MAX


クリックで表示・非表示切り替え 荒廃した世界を描く先駆け的な作品。
テーマは復讐と車だと思う。しらんけど。 北斗の拳など後に多大な影響を与える作品だが、
正直良さは全くわからなかった。
とにかく車好きにはウケてそう。
まぁ古い作品は価値観的に分かりづらいところも多いので仕方ないのかもしれない。 でも、一貫した世界観はなんというか凄みのようなものは感じた。
注目されたのは2部作目っぽいので2部作を見てから判断しようと思う。

12.ヴェノム


クリックで表示・非表示切り替え スパイダーマンの悪役であるヴェノム
私としてはスパイダーマンの映画からこちらを見たことになる。
スパイダーマンのヴェノムほど気味悪さはなく、
まさにダークヒーローを直に行く感じ。
アクションシーンも多くヴェノムが寄生することで
互いに影響を受け合いよりよい方向にむかった。
なにこれBLかな? 人死がいっぱい出てるのに全然暗くならないし、
むしろ爽快感もあってマーベルらしい作品だなぁと思った。

13.Mr.ノーバディ(Nobody)(ボブ・オデンカーク 主演の方)


クリックで表示・非表示切り替え 正直コレは賛否両論分かれる作品だと思う。
個人的には好き。アメリカらしい作品。ジョン・ウィックと同じ系統。
まぁキレイにまとまっており、ところどころスローにするシーンがあったり殺陣も完全無双ではない感じでジョン・ウィックよりはジョークっぽくない。
一見なんでも無い主人公が暴れるところがアメリカ人の欲求の根源をくすぐるような感じがする。
いわゆる、海外のなろう系である。
日本は異世界やアニメ・マンガの世界に転生し、無双することつまり、非現実的な世界で新たな自分として歩むことに憧れる。
アメリカ人はソレとは違って、現在の環境で暴れたい、大義名分を得て銃をぶっ放したいと思っているフシがありそう。しらんけど。
だから、日本では完全異世界ドラクエが流行るし、海外ではリアルなFPSのようなものが流行るのだと思う。しらんけど。
まぁ、そんな感じでイケおじが暴れまくるだけの話。
個人的にはLouis Armstrong - What a wonderful worldが流れるシーンが殺伐とした映像と逆行しており好きだなぁと思った。

14. オブリビオン


クリックで表示・非表示切り替え 良作SFだった。 古代ローマホラティウスの話が知りたくなった。
「あらゆる人間に死は訪れる。ならば先祖の灰のため神々の神殿のため、強敵に立ち向かう以上の死に様はあろうか」
人は死ぬ定め、いかに死ぬか。
爺さんマルコンビーチさんが居てたけど、
地球が破壊されて60年立ったのなら、
もしかしたら主人公のことを知っていたのかもしれない。
にしても、アメリカさんは地球外生命体とか、
未知の存在に危険性も未来も抱いているのだろうなと感じる。
SF映画には一定のパターンがあるのを感じた。
まずはよくわからない状態に放り投げ、
そこから周りの状況がわかり主人公の立場がわかったところで、
主人公の常識や日常を破壊する出来事を放り込む、
そこからの葛藤や選択がままならないところに、
更に想定外の事態を放り込んで主人公を決心させる。
後は苦難を用意したりしながら物語を盛り上げ、
最後にちょっと意外な結末を用意してキレイに締める。 Amazonのレビューで低評価してるやつが居たのでその反論。
主人公の替わりが現れてエンドが気に入らないというレビュー。
私はそれはちょっと違うだろうと思った。
愛と生命、魂の話なんだよ。これは。
49のジャック・ハーパーは途中まで湖畔で死ぬ予定だったのかもしれない。
だが、ジュリアがクローンであるジャックに対して、
「この記憶は貴方だけのものよ。私達だけの。忘れないで」と言い、クローンのジャック49を受け入れた。
多分そこで決心したのだと思う。
ジャック49はこうとも言っている「僕はクローンだ。でもずっと君を記憶の中で愛してきた言えるのはそれだけで」
最後のモノローグのジャック52は
「僕らに魂があるのだとすればソレは愛が産んだものだ」
「時を超越し死にも支配されない」というモノローグにあるように記憶が同一であれば他の自分(ジャック)のクローンであっても同じことがいえるはず。
同じ記憶の中に愛があるのなら愛があれば魂が同じだと感じたのだろうと思う。
だからこそ、ジャック49は未来のために戦おうと思った。
全てはジュリアのために。

15.旧映画TOP GUN(字幕版)


クリックで表示・非表示切り替え 最初は吹替版を見ていたけれど歌パートで耐えられなくなって字幕版に切り替えました。
トム・クルーズさんマジイケメン。
有名な曲も多くて、ここがオリジンなのかと驚きました。
色褪せない名作とはこういった作品をいうんだろうなぁと思いました。
相手を撃沈して喜ぶ点は日本人の現在の感性とは違うけれど、
恋に友情、夢にプロフェッショナルだという熱意。
いろんな真っ直ぐで熱いエリートパイロットのお話でした。
これは空軍(あれは海軍だっけ?)に憧れちゃう人も相当出てきたのでは?
手に汗握る空中戦闘は見ごたえがありました。

16.ジョーカー(吹替版)


クリックで表示・非表示切り替え 最初はひたすらに共感性羞恥が強くちゃんと見れなかった。共感性羞恥が強い作品だった。
Jokerは悪意にさらされたNobodyでしかない。
そこに悪意がある限りJokerは産まれ続けるんだろうなと思った。
難しいのはコレがどう捉えるべき映画なのかという話。
見る人の主観で変わる。
これはジョーカーが言うように悲劇でもあるし喜劇でもあるのだろうと思う。
すくなくともジョーカーにとっては喜劇なのだろう。
とにかく怖かった。
ああなるかもしれないという恐怖はなかったけれど、
狂っていく姿は正統的な怖さがあった。

17.インクレディブル・ハルク(吹替版)


クリックで表示・非表示切り替え マーベルシリーズのハルクを見ました。
2008年放映にしてはだいぶCG技術が凄い。
ハルクは元は博士で、超人に変化してしまうという内容しか知りませんでしたが、ハルクの映画はかなり単純で見やすいものでした。
正直CG技術以外はお決まりのマーベルで、別の作品を見れば良かったかなと少し後悔。
まぁ、パルクールの追いかけっこしてるシーンは結構見応えあったので前半は良かったように思う。
伏線回収出来ていないサミュエル・スターンズの変化はどうなったんだとググると、どうやら別の悪役に変化するようだった。
原作を知っていれば楽しめるシーンも多かった作品なのかもしれない。

18.ガンズ・アキンボ吹替版


クリックで表示・非表示切り替え 頭空っぽにしてみるならうってつけの頭悪い作品。
重厚なストーリーとかって良いんだけど、疲れちゃうんだよねって言う人にオススメできる。
ゲームプログラマーネット弁慶ダニエル・ラドクリフが演じるマイルズ。
ネットバトルロイヤルにクソコメして、報復として手に二丁拳銃を固定されてしまう。
ダニエル・ラドクリフがやってるから面白いのであって、そうじゃなければ成立しないような作品でした。
酔ったとき・薬がキマった時の表現として、カメラをロールさせるのが特徴的な作品でした。
なんというか、ネットのゴミを集めてプレスしてリサイクルされて出来上がった宝石みたいな作品。 食器がウンチで汚れたとしたら洗ったとしても使うのは嫌ですよね。いわゆるソレをケガレというのですが、ガンズアキンボへの感想はソレに似た感情を持つ。
キレイな作品ではあるんだけど、ダニエル・ラドクリフが関わっているというバイアスが作品自体が良いものなのか悪いものなのかダニエル・ラドクリフという一色のせいで判断を難しくさせている。
人によっては最悪と言うだろうし、人によっては最高というだろう。
まぁ、最悪って言っても許されるB級映画だとは思う。

19.ザ・ハント(吹替版)


クリックで表示・非表示切り替え 金持ちのハンティングゲームに巻き込まれた主人公が無双するだけの話。
ただただ強い。
ある種、夢オチより酷いかもしれない。
あっけねぇ……!

20.シン・ウルトラマン


クリックで表示・非表示切り替え 賛否両論ありそうな気がする。
とにかく、昔のウルトラマンが好きなのが伝わってきた。
ソフビのような質感のあるウルトラマンが個人的には違和感だった。
あえて昔の特撮の再現をしているのだと一目瞭然な演出が数多くあった。

21.インセプション


クリックで表示・非表示切り替え 壮大な夢オチ。
パプリカをオマージュしているシーンが散見された。
夢の中で更に夢を見るというのは誰しも一度は経験したことがあるだろうが、まさにこれは恐ろしさを追体験するような作品だった。
サイトーの計画自体はきっかけに過ぎずミシンの目を縫うように物語が進んでいく。
主人公自身か自分と向き合うための深層心理を解き明かす壮大な夢の旅だった。
貴方が今見ている現実もまた夢かもしれない。

22.すずめの戸締まり


クリックで表示・非表示切り替え 人との繋がりを得て、過去への未練を断ち切り、すずめが死ぬことへの恐怖を取り戻し
明るい未来へ踏み出すことが出来るようになったお話。非常に良かった。
泣かせるために
3.11絡めてくるのは卑怯だろって思ったけれど、
ちゃんと話の落とし所をまとめてるし、
センシティブな話題を上手く扱えてたので
それもまた新海誠の技量かって思った。
最初そうたさん見たことあるってなったとき、そうたさん死亡フラグだと思ってたけど死ななかった。
今回はセンシティブなシーンもなく、カップルで見て気まずくならない作品だった。
ダイジン可哀想だと思った。
すずめの「家の子になる?」って言葉が後からとても重くなる。
ダイジンは善意で行動してたのに否定され
誤解が解けたのに結局要石になる道を選ぶことになった。
途中ダイジンとすずめの立場が重なるシーンがあり、ダイジンの思いに気付かされた。
あの猫達はアマテラスかもしれない。
要石など日本由来の話も多く神話を重ねてきたのではないかと思った。
ダイジン→大臣ではなく→大神→地母神アマテラス?
もしくはイザナギイザナミ
イザナミは冥界の女王でもあるし冥界に関わる要石となると説得力が増す。
後はイスのタイムパラドクスが気になった。
震災で流されたであろう椅子がどうやってすずめの元に帰ってきたのか。
まぁ、常世は時空も空間も歪んでる言ってたし深く考えてはいけないのだろうけど、
猫がイザナミなら少しだけ説明がつく。
ふと思ったが、もしかしたら、すずめはアマノウズメかも知れない。
アマノウズメは髪飾りをした女ということでもあるし作中ではヘアピンの髪飾りをつけていたので、たぶんそう。
そうたさんの椅子が温かいといってたし
冷たい要石から解き放ったのを考えると
そうたさん自身がアマテラスを表していたのかもしれない。
つまり、天岩戸をモチーフしたお話だったのかもしれない。
まだ私には分からないことがいくつもあったが、満足いく作品だった。
ちなみに疑問点は以下の通り。
なぜ椅子である必要があったのか
4つ足ではなく3つ足にした理由は震災以外にあるのか?
なぜ常世の情景が星空なのか、途中出てきた蝶々の意味は?
そうたさんの靴を履いて向かったのはシナリオ的に何の意味があるのか。
などなど。

23.デアデビル(吹き替え版)


クリックで表示・非表示切り替え 印象としては、あるあるなアメコミヒーローの話。
強いていうなら不殺でちょっとダークなヒーローといった感じだろうか。
Fiskという悪役がスパイダーマンと同じだなぁと思ったらそれもそのはずで、同じモデルの悪役らしい。
最初の耳が聞こえまくる演出がさすがだと思った。
テンプレなパターンだけれど見てしまうのは何故だろうか。

24.TENET(吹き替え版)


クリックで表示・非表示切り替え 世界の見方を変えてみる必要がある。
物語の続きを見たいなら物語の冒頭に戻る必要がある。
戻った世界は始まり、始まった世界は戻る。
これはそういう物語だ。
パラドックスを抱えながらも物語は終結する。
逆再生が超かっこよかった。
疑問点としては
「友情の終わり」と発していたあたり最後の死んだニールはあれは色々時間の旅をしてきた終着としてあそこを選んだという話なのだろうか。という所である。
もしそうだとすると逆再生のニールは最終的に鍵を閉めて逆再生の銃弾に打たれたことになる。
それとも挟み撃ち作戦、ここが中間地点という通り、打たれたが生きており、冒頭のニールが最後の姿ということなのだろうか。
最終的な死場所を選んだという話なら正直矛盾する。
劇中逆行し順行する銃弾に打たれた主人公は傷口ができてから打たれた後に傷口が治った。
それ通りならニールが傷がついた状態でかろうじて入場しニールは鍵を閉め待機し弾丸を逆行しているので傷が治るはずだ。その後は死んだフリをして待機していたことになる。
あそこで死ぬのなら可能性としてあるのが打たれた銃弾が逆行する銃弾だったという可能性だが、その場合は逆に銃弾が悪役の拳銃の中へと戻ってくることになるので傷だらけで倒れているのはあり得ない。逆行する敵にやられたという可能性もあるが言葉が正しかったのであり得ない。謎すぎる……。
あそこでニールが死んだという仮定が間違いではないとすると強いて矛盾しない範囲で考えるとプルトニウムが近くにあり可逆的な何かが起こってしまったという可能性だろうか。
とまぁ生きてる可能性の方が大いにあると思う……というか思いたい。
まぁ、若干の矛盾もあった気がするが2周目もある程度楽しめる作品だった。
あと、マックスがニールかもしれないと思ったが別のネタバレ記事を見るとその可能性がグッと上がった。
なんでもマックスの英語表記はMaximi`lien`らしい。
逆から読むとニールだ。

25. フロンティア(字幕版)


クリックで表示・非表示切り替え ロシアの戦争?SF?映画。
工事で防空壕を解体しようとする主人公、事故に遭う。
そこから、断続的に過去世界を追体験するようになる。
主人公は人の心がないような、身勝手で傲慢。
自らの先祖が分からない主人公。犯罪的な行為にも手を染めるようなキャラだったのが祖父と愛情を知り多少真人間になった。
正直感想が非常に難しい映画だ。
なにしろロシアは現在進行形で戦争中だ。
戦争での祖父を英雄視していた部分もあった。逆に戦争とは凄惨なものだと伝える部分もあった。
なんにせよ、自身の産まれというのはロシア人にとって大事なことなのだろうと感じることができた。
ちょっと支離滅裂な感じもするので評価は分かれそうだ。
だが、今のご時世でロシア人が戦争に感じる想いを知れるという意味ではある種、重要な作品かも知れない。

26.セッション(吹替版)


クリックで表示・非表示切り替え 音楽学校のやべー、鬼教師とそれに食いつく生徒の物語。
僕なら秒でやめてる。
尖りすぎの2人が織りなすやりとりは、まさにセッション。こんな映画があってもいい。
ちなみに英語版はタイトルセッションじゃないらしい。邦題考えついたやつ天才か?
(英語はWhiplash【鞭打ち】らしい)
色んな映画がはちみつのかかったパンケーキやほろ苦いガトーショコラだとしたら、セッションはパクチーたっぷりのトムヤムクンとか、シロウオの踊り食いに近い気がする。
頻繁には困るがたまにはそういうのがあってもいいと思うし、ダメな人はとことんダメな映画だと思う。
体育会系の教師に責められる嫌な思い出を思い出す人も少なくないんだろうなと思う内容だった。
ん〜、言葉が通じるのに狂気〜〜〜〜。

27.フォレスト・ガンプ


クリックで表示・非表示切り替え これは視聴済みでみる予定はなかったのだけど、見た。
とても久々に見たけれど、フォレスト・ガンプはやはり名作だなぁと思った。
フォレスト・ガンプの語り口が優しく、そして端的でありながらも詩的で惹き込まれるような内容だった。星新一かよ?
今になって思うと、フォレスト・ガンプは日本語訳にするとするなら木偶の坊とかそんな感じだろうと思う。
「人生はチョコレートの箱」だとか、「ぼくらにはみんな運命があるのか、ただ風に吹かれてただよっているだけなのか」だとか満点の星空を見上げるように綺麗な言葉の宝石が散りばめられた作品。
知能は低いが親から愛され大成をしたフォレスト・ガンプと対照的に性的虐待を受けて育ち男運がなく失敗続きのジェニー。
救われたのはフォレスト・ガンプだったかのように彼は語ったが、人生を通して救われたのはジェニーだった。
彼女は鳥になれたのだろうか。 あー、僕もフォレスト・ガンプのように生きたい。

28.ファイトクラブ


クリックで表示・非表示切り替え ようやく見れたこの作品。
途中までは微妙だと感じたけれど、タイラーにあう所から色々変わってくる。
イカれポンチ野郎の話だ。共感できないけれど理解できる。
最後は最高だった。余計な感想は作品を汚しそうで感想が難しい。
街中の不良が少しだけ身近に感じられるようなそういう作品。
暴力的なアクション映画かと思えばミステリーだ。
長く感想を書きたいが思いつかない。作品を身終えた瞬間のショック……もとい衝撃の方が大きい。
ん?ちんこ見えたぞ今。

29. パシフィック・リム


クリックで表示・非表示切り替え 男の子ってこういうの好きなんでしょ。
って言われたら元気に「うん!!」って答えたくなる作品。
ロボで怪獣をぶっ飛ばす話。
比較的頭を使わずに見られる映画。
メインテーマ曲が熱い!!!

30.天気の子


クリックで表示・非表示切り替え 見てる途中で年を迎えてしまったが、去年の分としてカウントする。
恋愛話だった。君の名は。の正統続編って感じだった。
ちょっとやりすぎ感ある部分があるように感じたが見てるこちらが恥ずかしくなるような恋愛をするのは羨ましく感じられた。
新海誠は雨模様の描写が丁寧だけれど、言の葉の庭ほど丁寧な感じではなかった。
まぁ、言の葉の庭は雨を美化していたけれど、天気の子は悪しき雨といった部分もあったので、まぁそんなもんかと思った。
背景美があり、画作りとしては参考になりそうなシーンも多かった。
君の名は。から対して期間が経っていないのに出した続編と考えると十分なクオリティに感じる。
新海誠の恋愛要素のない作品も見てみたい。

まとめ


去年はなんとか30本の映画を見たわけだが、やはり映画は濃密なコンテンツだなと感じた。
約2時間のコンテンツに壮大なシナリオを詰め込まれており、正直ゲームを2時間するのと映画を見るのとでは精神の疲れ具合が違う。
頭を空っぽにしてみれる作品もあるけれど、基本的に名作は感情を揺さぶるものが多く精神的に大きく疲れる。
だから、精神的に疲れている時は見るのがかなり億劫だった。
もっとカジュアルに見れるようになりたい。

良い作品、悪い作品たくさん見たけれど、総じて名作とされる作品は丁寧であると感じた。
丁寧であることが必ずしも名作につながるという訳ではないが、起承転結、もしくは序破急がしっかりしている印象があった。
たとえば丁寧な映画は登場人物の服がキャラクターの精神状態とマッチしており心理的描写に余念がない部分があったりする。
くそ映画、たとえばウイジャシャークなどはそもそも小道具など手抜きを感じるし、手抜きを売りにしているのはわかるが、やはりというか何というかシナリオが練り込まれておらず冗長な感じがした。
ゲームを作る上で演出の参考にできないかと見始めたが、正直感情揺さぶられまくりでカメラアングルや構図など参考にするほど丁寧に見るのは難しく感じた。
とはいえ、勉強になる部分も多くCGが発達していない時代の映画でもひねりを感じる部分が多かった。
今年もそこそこに映画はみたいですね。