YAMADA TAISHI’s diary

ゲームについてとか私の日記とか。このブログのあらゆるコードは好きにどうぞ。利用規約があるものは記事内のGitHubのRepositoryのリンクで貼られていると思うので、そちらを参照ください。

2019年の振り返りと2020年の抱負(ポエム風)

あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。2020年がやってきました!
やまだたいし( やまだ たいし@ソシャゲプログラマ (@OrotiYamatano) | Twitter )です!
2019年も大変な年でした。何をしたのか振り返り、今年は何をしていくのか考えていこうと思います。

去年の記事 orotiyamatano.hatenablog.com

目次


振り返り

勉強会に参加


去年と比べて多くの勉強会に参加しました。
Unityの勉強会が多かったですが、こんなにも精力的な人たちがいるのかという驚きがあり、私も頑張ろうという気にさせてくれました。

姉が亡くなった


一番上の長女が亡くなりました。
とても仲良くしていたため、思い出すと落ち込むことが多いです。
身内が亡くなったのは3年連続です。
生あるもの死んでいくものですが、流石に疲れてきます。
仕方ないことで、落ち込んだ所で死んだ人が喜ぶわけではないので、前だけ向いて生きたいと思います。

京都アニメーション事件


私は直接的には関係ないのですが、学生時代、一時ですが一緒にゲームを作っていた先輩が亡くなりました。
その彼女のことを頭に浮かべるとイチ、クリエイターとしてなんとも言葉に言い表せない悔しさや悲しさ、怒り、やるせなさが浮かんできます。
犠牲者一覧を見ると涙がこぼれそうになります。

直接的には関係ない人の死だったにも関わらず、私の中では深く考えさせられた、とてもとても大きい事件でした。

姉の死を経験した後だったこともあり、私もいつか死ぬ。
どう生きれば良いのか、どう死にたいのか、そういうことを考える日が多くなりました。

風邪


高熱の風邪をひくことはなかったのですが、ズルズルと微熱だったり咳き込む事が多かったです。
何か出来るようになりたい、もっと能力を認められたい、そんな思いから出来る人のマネをして勉強会や学習を去年以上に取り組みました。
すると、アクティブな人と比べて大したことをやっていないのにも関わらず風邪を引いてしまいました。
やはり人には人のキャパシティがあるのかなと思います。そのキャパシティは簡単に大きく出来るものではない……と痛感しました。
風邪を引いてしまうとコストパフォーマンスがとても低くなります。
人より出来ていなくても、焦燥感に苛まれても風邪を引かない程度にしておかないと深く感じました。

筋トレ


体力が無いことは自覚していたので筋トレを一時ですが、していました。
スポーツクラブに毎週通い筋トレをしていると少しずつ筋肉がついてくる事が自覚できました。
しかしながら、筋トレをやめると筋肉は萎みます。また、頻繁に筋トレしないと急激に筋肉は増やせないです。無酸素運動は体力を使い一時的に風邪をひきやすくしてしまうと理解しました。
今後ずっとこのペースで筋トレ出来ないと分かり、私がするべきことは筋トレではなく体力をつけるジョギングのような有酸素運動だと最近気が付きました。
家でおとなしくリングフィットとかやろうと思います。

自分の休暇がほぼ無かった


姉が亡くなった時、忌引が1日だけでした。
色々あったので夏にも実家に帰りました。
本当は実家にはあまり帰らないようにしようと思っていたのですが、
最近は色々あったので帰るようにしています。

そうすると有給を自分のためにほぼ使うことが出来ませんでした。
この間とても久々に休暇を使いました。

そうなると、インドア派の私は他人との交流が少なかったです。
SNSで開発者とは繋がっているような感覚にはなりますが、やはりSNSだけでの繋がりだと相手にとっては所詮というかネットの知り合い程度だと思われてると思います。

「夜道歩いている時に雨粒のようにひっそりと蒸発しても誰も気づかないんじゃないか」って感じたこともあります。
こうも連続で身内が無くなると、自分以外の身内が急に全員死んで、私が死んでも気に留める人が誰も居いんじゃないかとか考えてしまいます。

そんな中、気軽に遊んでくれる友人がとても有り難かったです。

コンシューマー開発


大変な作業をしている訳ではないはずなのに鉛筆の様に身を削るように消耗している毎日ですが、悪いことばかりではありません。
開発後期にJoinしたコンシューマーゲームが発売されることが発表されました。
ゲーム業界に来て2年が経ってやっとコンシューマーに従事し、初めてクレジットに載ることになります。
ネットニュース、新聞、テレビにも取り上げられました。まだ販売はされてないですが、大きな一歩だと思います。
去年の夢にもコンシューマー開発に携わるというのを挙げていました。

orotiyamatano.hatenablog.com

他の人には取るに足らない技術力かも知れませんが、私はこの能力しか持ってません。
周りの人に調整してスケジュールをたてたり、顔色を伺ったりすることは苦手です。

すがるような思いで技術力を大切に磨いていくしかないのかなと弱小プログラマなりに考えます。

社内勉強会運営チーム発足


勉強会に参加し、触発された私は社内でも勉強会を出来ないだろうかと考えました。
しかしながら、身の回りの人に話を聞いてみても温度感が微妙で本当の意味でやりたいと思う人がいるのか、なんとも言えない雰囲気でした。
「いいじゃん」と言ってくれる人に主催したら実際に参加するかと聞くと口ごもったり、主催されれば参加するという人も運営チームに入ってくれるのか?と聞くと拒否される。
誰もが中心人物にはなりたがらないようでした。
そして、あるときCedecに参加した時に来ていた他部署の後輩に一言興味あるか気まぐれに聞いてみた所やりたいというので、これは少人数なら出来るかも知れないと思い、後輩を誘い勉強会運営チーム立ち上げました。
会社のしがらみなどもあり時間がかかりましたが、今年の1/15に最初の勉強会を主催します。
今年もあがきながら頑張ることになるんだろうなと思います。

振り返りまとめ


2019年は成果物という成果物は得られませんでしたが、焦って空回りをした年でした。
全てが裏目に出たわけではないけれど、かなり頑張ってると自分では思うのに何も目に見える形で成果がでない。
何も作れない。そして、寂しい思い。転職した年と同じぐらい疲れました。

2019年目標達成度


去年の目標に対してどのぐらい達成できたでしょうか。
去年の目標はOculusGoのゲームアプリをリリースできるようになるところまでやることでした。
まったく達成しませんでした。
それどころか、VRの熱が以前より引いていくのに合わせて開発意欲も落ちました。
VR系は作れば特質したエンジニアになれるという特権はありますが、プレイするユーザー数は圧倒的に少ないという欠点もあります。
第一、自分の勉強で手一杯でした。その代わりといっては何ですが、設計については理解を深めることが出来ました。
Unityについてもそれなりに。

目標は達成できなかったものの夢は達成できました。
理想であるアクションやRPGとは違いますが、良いものが出来たように思います。
UEも触れなかったのも残念です。
一体私は何をやっていたんでしょうかね。

2020年の目標


成し遂げたいことはいっぱいあります。
会社としてではなく、個人として有名になりたいだとか、
デジゲー博の様なイベントに出たいだとか、
勉強会で登壇してみたいだとか、
社内勉強会を盛り上げたい、Game A Weekをしてみたい、彼女をつくりたい、開発者と交流したい、VRで今度こそ何かしたい、
英語を話せるように勉強したい、まともに動ける体力をつけたい等などいっぱいあります。

しかしながら、全てが無理なのは去年痛感しました。
体は一つしかありません。
だとしたら選ぶしかありません。

将来の投資になり、続けられることで体力を極力使わない無理のない目標。
ということで、選びました。
3つです。

・社内勉強会を盛り上げたい
・Game A Weekをしてみたい
・彼女をつくりたい(無理なんじゃね?)
・体力をつけたい

それぞれを選んだのには理由があります。

「社内勉強会を盛り上げたい」というのは、まぁ私が発起人であるからです。
それに今のうちに頑張って後輩くん達がそれぞれで回せるようになれば私の負担も減ります。
社内勉強会がうまく盛り上がれば会社の中で有名人になることも可能で、会社の中で有名になれば会社内で動きやすくなるためです。

「Game A Weekをしてみたい」というのは技術力をつけるためです。
大変ですが確実に技術力をあげられると思いますし、アプリを出すための前準備になりそうです。
勉強会の登壇ネタにもなりそうですので一石二鳥です。よければ、そのままアプリにしてしまうというのもありです。

「体力をつけたい」というのは2019年風邪をひきまくったからです。
過度な筋トレの様な運動は風邪を引きやすくなり逆効果だと分かったので、筋トレではなく無理しない有酸素運動を取り入れて行こうと思います。
体力さえあれば作業などのスループットが上がり全てが円滑になるのではないかという淡い期待もあります。
筋トレではなく有酸素運動を今年はやっていきます。

という訳で2020年これらを頑張っていこうと思います!

まとめ


辛い長いトンネルを抜けたような感覚が私の中にあります。
トンネルを入る前の微かな明かりに名残惜しい気持ちがありますが、過去へ戻ることは出来ません。
まだまだ現状に不満があり、状況によってはまだ崖の底に落ちる可能性もあります。
暗いことばかり頭に浮かんでしまいますが、楽しもうと心がけながら先に進むことで見えてくる光もあると私は信じています。
いくら自分に技術力がなくたって、いくら孤独だって、先に進むことで見えてくる光は不変だと思いたいです。
人には人の事情があります。なんで自分ばかりなんでこんな目に考えてしまうこともあります。
しかし、視点が変われば違ったシナリオが浮かび上がります。

私自身は「どうしようもなく不器用で彼女も居ないこじらせた奴」だとか「家族をほったらかした夢追い人」だとか、「地味なエンジニア」とか「悲劇のヒロインを演じる人」とか「賃金が少ないゲームプログラマ」等としか思えませんが、他人から私をみると「つまらないサラリーマンから転職して一新ゲームプログラマーになりコンシューマーゲームを手掛けた人」だとか「理想論ばかりを語る生意気なエンジニア」とかになります。

私自身の背景などに意味はないです。
私を知らない人にとって私はその時点でどう振る舞うかが私の全てになります。
過去など考えすぎずに先を考えていきたいです。