YAMADA TAISHI’s diary

ゲームについてとか私の日記とか。このブログのあらゆるコードは好きにどうぞ。利用規約があるものは記事内のGitHubのRepositoryのリンクで貼られていると思うので、そちらを参照ください。

社内勉強会が廃れる会社で社内勉強会主催して”いる"

こんにちは、やまだたいし( やまだ たいし (@OrotiYamatano) | Twitter )です。
社内勉強会を主催して1年経ったので振り返りをしていこうと思います。

↓去年の記事
orotiyamatano.hatenablog.com

目次


あれからどうなったのか


粛々と勉強会を続けています。
コロナで一度は途切れましたが、とりあえず1年継続できました。よかったです。

-完-

これで終わりたいですけど、これだけじゃ振り返りにならないですね。
真面目にやります。

現在やっていること


以前やっている内容はこう↓でした。
内容:読書会
小規模の勉強会:5~8人(運営合わせて)
参加募集先:社内エンジニアが集う68人のSlackグループ(+新人7名くらい)
運営:3人(+アドバイザー1人)
枠:30~45分(伸びる時がある)昼休み時間(毎週水曜日)
補足:社外端末利用不可、ノートPCを皆持ってるわけではない
場所:会社会議室
スタンス:有志

現在はこう↓です。
内容:座談会・LT会
小規模の勉強会:6~15人(運営合わせて)
参加募集先:社内全員にメール(約250人)
運営:4人(+アドバイザー1人)
枠:40分昼休み時間(2週間に1回、水曜日)
補足:夜に主催することもある
場所:オンライン,Zoomでの開催
スタンス:有志

ぶっちゃけ規模は変わっていませんが、だれでも参加しやすい内容になったことと、オンラインになったことで大分運営の仕方が変わりました。

コロナでオンライン開催に

コロナで去年3月ごろから弊社ではリモートワークになりました。
割とすぐに収束すると思っていたのですが、一向に収束しなかったため、確か5月頃からオンラインで勉強会を主催することにしました。

オンライン開催をするにあたって、人が集まるか、そもそもオンラインで主催して良いのか?
色々不安でしたが、基本的に上の役職の人達は我関せずと言った感じだったので勝手に主催していました。

オンライン開催にする時に会社に読書会の本を置いてしまっていたということもあり、読書会の再開が困難だったため、
運営に負担がかからない&コミュニケーションが活発に出来る&誰でも参加しやすいを満たす会を主催したいと思い、座談会を企画しました。
ここでいう座談会とは、何かをテーマに皆で話し合うという内容です。

具体的には、情報共有を活発化するにはどうしたら良いか、リモートワークでのコミュニケーションの取り方について、プログラマーに言ってやりたいこと等です。

テーマは都度運営側で決め、その内容についてGoogleアンケートにて集計をとり、参加者のそれぞれの意見を聞くという流れです。
話した内容は録画を行いスライド資料に貼り付けて社内に向けて共有するようにしました。

Slackの活発化

オンラインで仕事をするにあたって会社全体で運営するSlackワークスペースが立ち上がりました。
それに伴って社内勉強会運営チームは社内勉強会用のチャンネルを作って、業務知識やウェブで知り得た情報をシェアできるようにしてみました。
すると、徐々にではありますが、人が集まり現在確か22名参加してくださいました。

また社内勉強会チャンネルとは別にShader勉強部屋というチャンネルを作りShaderについてのアウトプットをするようにしたところ、
数人しか集まらないと思っていたのですが、こちらも34名の方が参加され、デザイナーやディレクター、プログラマーが集まりました。
投稿メンバーは少ないですが皆の興味の関心度が伺えます。

閲覧者の可視化

オンラインでの勉強会の主催するにあたって、
話した内容は録画を行いGoogleスライド資料に貼り付けて社内に向けて共有するようにしたことで、
閲覧者数が見れるようになりました。

それで誰がどんな話題に興味があり、皆がどんな話題に注目しているのかがなんとなくわかるようになりました。
まだ完全に活かせてはないですが、毎回の振り返りで使える有用なデータになりました。

運営チーム1人追加

追加したからって何か変わったわけじゃないですが、ローテーションで役割分担出来るようになったのはデカイ気がします。
後、新しく入った運営はデザイナーさんで、プログラマーだけで運営は構築されていたので、新しい考えを聞けるので良かったのではないかと思います。

議論の活発化

以前はファイブフィンガーを行ってようやく若手社員からお話を聞くことが出来ました。
話を引き出すために礼儀など気にせずにフランクに話しかけ、率直に意見を言うように心がけていたのですが、
今やファイブフィンガー無しでも議論が活発化しすぎて、お昼休みをオーバーしてしまうことがあるぐらいです。
(それはそれで問題なので、なんとかしないとって感じではありますが、)活発に議論が出来ているのは良いのではないかと思います。

出てきた課題

皆が話せる話題にしたところ、逆にターゲットが絞れていないという問題点や、ネタ切れが起こり始めています。
毎回運営サイドでネタを準備するのにも無理がありますし、皆が話せるネタというのも限界があります。

かといって、コアな話や会をしたい時に社員の誰がどの程度知識を持っているのか分からず、
深い話がし辛い状況になっています。

仮に深い話をしようとしても誰か社員のメンバーに頼むか、運営サイドである程度話せる人が居ないといけません。
そうなると必ずしも運営サイドで知識を深く持ってる人がいるとも限らないですし、頼むにしても話したがる人がいるのか、誰が知識を持っているのかさえ、分からないという状況です。
座談会としては中々回すのが難しくなってきます。

今後の方針


色々模索する必要がありますが、結果的に読書会に戻るのが楽なんじゃないかと思い始めています。
LT会なども企画している最中ですが、「話してくれる人が少ない」、「話す人が話すメリットが得られない」、
「運営サイドが一々登壇者にリマインドなどをしないといけないため負荷が高い」などといった理由から、LTもやるとしても頻度は低めが良さそうです。

読書会の場合、誰しもが知識を持っていなかったとしても、その場で勉強するため、最低限の知識をその場でつけることが出来ます。
誰がどの程度理解しているかを探り合う必要もなく、前提知識を持ち合わせている状態で話が出来るので議論の活発化を促しやすく進めるのが非常に楽です。
しかも、その場にいる人だけではなく後に資料を共有された人たちにも勉強になり資産になります。
そういった理由から読書会を復活させるべきじゃないかと私は考えています。

まぁ、何にしても座談会はマンネリ化してきているので新しい手を考えたいです。

勉強会を1年してきて思ったこと


めっちゃ大変

単純にお昼休みだけ使って会議などをしていましたが、資料作成や次の会の企画を考えたりなどがあり、
お昼休み中にしか作業をしなかったとしても大分負荷が大きいことに気が付きました。
(更に会の改善をしようと思ったら一筋縄ではいかない)

会社として社内勉強会に使っている時間を業務時間中に含めてもらうことさえ出来ればもう少し楽できるのですが、
案件ごとの決められた工数などもありソレは難しい状態にあります。
あー、なんとかならないかなぁ……。

社内で有名人(?)に

特に私は社内勉強会の中心人物になって動いているため、社内での私の認知度があがった気がします。
(詳しいことは知らないですが)会社のリーダー陣が集まる会議でも度々私の名前が挙がることがあったらしいです。

後、私の勘違いかも知れませんが、多少気軽にSlackでやりとりしてくれる人が増えた気がします。
動画ででも姿を共有出来れば親近感が湧くのかも知れないですね。

まとめ


なんだかんだ、1年断続的ではありますが、社内勉強会を続けることが出来ました。
もっと技術的な話をしたいですし、もっと会社にノウハウを蓄積できるような仕組みを作りたいなど
やり方が見えない課題が残っていますが、とりあえず試す、失敗する、試すというループが回るようになったように思います。
かなり大変でやる意味はあるのかもはや手応えが感じにくいのですが、
きっと私が活動し続けることで他の起爆剤と化学反応を起こし、もっとより良い勉強会になると信じて進んで行くのが大事だと思っています。
引き続き社内勉強会の主催を頑張っていきたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。

後、何か弊社ではこんな風に進めているよ等、いい進め方あったら教えて下さい。
参考にします。
以上、やまだたいしでした。